今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
題して、『世界から「放射能五輪」と呼ばれる日本のヤバさを知れ! 福島の汚染水の太平洋放出にも外国人ブチギレ… 被曝のウソも!』という記事。
「フクシマがこれだけヤバイ状況になっているのに、オリンピックなんてできるわけないでしょ!」という海外のメディアやネット上の意見が、日本ではまったく報道されないという異常な状況を指摘した内容だ。
【目次】
TOCANAの記事
10月に国連人権理事会は、「(福島県で避難指示が解除された地域であっても)子供や妊娠可能な女性の帰還は見合わせるべき」と日本政府に要請する声明を発表した。
だが、このような東京五輪開催に否定的な事実は、ほとんど報道されない。
それは、一つには、そういうことを取り上げられると困る「広告主」や「スポンサー」の圧力があったり、「忖度」したりした結果だろう。
では、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
tocana.jp
「放射能オリンピック」
この記事は、私がネタ出ししたのではなく、編集部からの依頼によって執筆した。
だが、このことに対しては基本的に同意するし、依頼以上のことを書きたかったので、そうした。
こういうことを書くと、また風当たりが強くなるのだが、他に引き受けようという人は少ないだろうから、私がやるしかない。
元々の依頼では、五輪については触れていなかったが、これはどうしても外せなかったので、その点を強調した。
記事で書いたように、海外で原発に反対する市民やメディアからは、「放射能オリンピック」とか、例の安倍首相の大ホラ「under control」を揶揄した声が多い。
それらの多くは、多少表現が誇張されたものはあっても正論であると思い、日本人として恥ずかしくなる。
猛暑の問題も
今回の記事では言及しなかったが、東京五輪では「猛暑」の問題もある。
これ一つ取っても、返上すべき理由は十分だと個人的には思う。
1964年には10月に開催されていたから、なんとかなった。
だが、今回はどういう「想定外」の事態が起こるかわからない。
マラソン競技については、日本医師会が、スタート時間を朝5時半に早めるよう提言している。
だが、マラソン以外はどうなるのか。
ボランティアの熱中症対策は、どうなるのか?
そもそも、そこまでのリスクを冒して無償で行う必要は?
まだまだ問題が山積みだ。
海外からどう見られているか?
世の中には、「言葉よりも多く伝わえるイメージ」というものがあるわけで、以降はあれこれ書かず、そういうイメージだけを紹介することにしたい。
放射NO
サイゾーのオーナーでもある苫米地英人氏は、「なぜ、自民党は原発をやめることができないのでしょうか。それは、日本の原発がアメリカの核戦略の一環であることを自民党は熟知しているからです」と著書で書いている。
私は何についても同じだが、自分の考えを人に押し付けるつもりは毛頭ない。
ただ情報を提供するだけで、それをどう判断するかは読む人の自由です、と。
ただ、いつか破局噴火や直下型大地震で原発がやられた時に初めて後悔しないように、最低限の「知識」は身につけておいた方が良いですよと言うにとどめておく。
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